A01_01グループの北島智也さんの論文が掲載されました!

老化卵子の染色体数異常を抑止することに成功

Designing protein-based artificial kinetochores as decoys to prevent meiotic errors in oocytes

Yuanzhuo Zhou, Kohei Asai, Hirohisa Kyogoku, Tomoya S. Kitajima

Nat Cell Biol. 2025

加齢とともに卵子の染色体数異常の頻度が上昇します。このことは「卵子の老化」として知られ、不妊治療における最大の壁の一つです。今回の研究では、老化マウスの卵子において染色体数異常を抑止することに成功しました。タンパク質を土台とする人工動原体によって、微小管が染色体を引っ張る力を調整することで、染色体数異常の原因である早期分離を抑止しました。これにより、老化マウスから正常な染色体数の卵子が高頻度で得られました。不妊治療への技術展開が期待されます。

DOI : 10.1038/s41556-025-01792-w

理研プレスリリース
https://www.riken.jp/press/2025/20251104_1/index.html

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