人工動原体ビーズの開発に成功
Artificial kinetochore beads establish a biorientation-like state in the spindle
Kohei Asai, Yuanzhuo Zhou, Osamu Takenouchi, Tomoya S Kitajima
Science. 2024 Sep 20;385(6715):1366-1375.
動原体は染色体セントロメア上に形成される巨大な複合体で、紡錘体微小管との接続とその制御を担うことにより、染色体分配に必須の機能を果たします。今回の研究では、細胞内で微小ビーズ上に機能的な動原体をつくることに成功しました。人工動原体ビーズは、染色体と同様に紡錘体赤道面に整列し、微小管による反対方向からの接続を安定化する機能を有していました。染色体分配の操作に向けた新たなツールとなることが期待されます。
理研プレスリリース
https://www.riken.jp/press/2024/20240920_1/index.html