行川研究室では、マウスを用いて生殖細胞分化や減数分裂期におけるエピジェネ ティック制御の解明を目指しています。この公募では卵子のエピゲノム解析やエピジェネティック制御 機構解明についてのプロジェクトを担当できる人を募集しています。このプロジェクトではマウスの卵 子形成において特異的なエピゲノムがどのように形成され、遺伝子発現制御が起こり、さらに次世代の 発生過程に貢献しているか解明を目指しています。生殖細胞の根本原理の究明を目指したい方を募集し ています。技術的には、次世代シークエンサーのデータ解析に詳しい方、または、解析手法を習得した い意欲のある方を歓迎します。イノベーティブなプロジェクトを挑戦したい意欲的な研究員を募集して います。こちらの研究室での既存の研究の方向性をもとに、さらに発展したプロジェクトを創造してい きたいと考えています。このプロジェクトでは 卵及び初期胚研究の大家である Richard Schultz との共同 研究になります。Richard Schultz は現在、私のラボのすぐ隣にオフィスを構えています。Richard Schultz は素晴らしいメンターで、日々のディスカッションから今後のキャリア形成まで応援できます。また、 HHMI Investigator Neil Hunter のラボとも様々な共同研究を進め、ラボミーティングも共同で開催してい ます。このように本研究では素晴らしい研究環境が整っています。
もし、現在、日本の大学院博士課程に所属していて、こちらで研究を行いたい場合は、指導教官の許可 があればこちらに訪問大学院生として所属することが可能です。この場合、下記の条件での給与とビザ サポートが手配できます。私自身が、大学院の時に訪問大学院生としてアメリカに来て、研究のキャリ アを築きました。意欲的な学生の応募を待っています。学位審査の目処がついていて、新しい研究に挑 戦したい方を探しています。
研究室の情報です。
https://namekawalab.ucdavis.edu/
このプロジェクトに関連する文献です。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37417392/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35948547/
これまで行川研究室では少人数ながらもかなり効率よく論文発表を重ねて来ました。それぞれの研究員 が複数のプロジェクトを同時進行することで、コンスタントに第一著者で論文発表できることを重視し ています。また、海外経験を通じたキャリア形成を支援しており、これまでに多くの研究員が海外学振 をはじめとしたフェローシップの取得や、その後のファカルティーポジションの獲得に成功していま す。
応募資格:学位取得から2年以内の方、今年の海外学振に応募できる方を優先的に選考します。これま での研究分野を問いませんが、新たな分野に挑戦したい熱意のある人を募集しています。ただし、分子 生物学的手法を習得していることを条件とします。
開始時期:今年の夏までに着任できる方
待遇: NIH および UC Davis の規定によります。ポスドクの年俸は約 60,000USD(約 900 万円)以上に なり年次昇給もあります。訪問大学院生の場合はこちらの大学院生の給与と同等の額をサポートしま す。年俸は約 42,000USD(約 630 万円)になります。ビザもサポートします。
応募書類: CV と推薦者2名以上の連絡先を e-mail で送付して下さい。
宛先:snamekawa@ucdavis.edu(日本語可)
ご質問などありましたら、お気軽にご連絡ください。